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せどりとは?
「せどり(背取り・競取り)」とはものを安く買って高く売る事で利益を出すビジネスです。
もともとの意味は古書店で相場より安く売られている本を買い、他の古書店に高く売ることで利ざやを稼ぐ方法です。
すでに江戸時代には古本やお米を転売する「せどり」が行われていました。
現在ではあらゆる一般店舗、ネットショップ、オークション、フリマサイトから仕入れてオンラインで販売するのが主流となっています。
江戸時代にはせどりをする人は商品知識だけで稼いでいましたが、今現在では「スマホの商品検索アプリ」や「価格相場サイト」などが開発されたことによって、ド素人でも「せどり」を知ったその日から稼ぐことが出来るようになりました。
せどりと転売で何が違うのか?と言われることもありますが、やっている事は同じなので違いはありません。
特別なビジネススキルや資金がなくてもすぐに収入が増やせる
ド素人ができるビジネスで、特別なビジネススキルや資金がなくても短期間で結果を出すことが出来るビジネスはせどり以外は厳しいと思います。
私がせどりをはじめてもう20年以上になりますが、会社員だった副業時代でも月商100万~200万ほどは出来ました。
今ではツールを駆使するなどあらゆる手法が確立されているので、副業でも月商1000万クラスの猛者もいる時代です。
せどりは販売業ですが、営業活動や広告が必要ないのです。
あらゆるビジネスでは、お客を集めるために営業活動が必要になるのですが、せどりで販売に使う「Amazon」や「メルカリ」などのネットショップ、フリマサイトの集客力は半端ではありません。
仕入れた商品をサイトに出品するだけで、何もしなくても勝手に売れていくのです。
それは「商品自体の価値」で売ることが出来るからです。
営業活動をせずに、商品を仕入れて売るだけで稼ぐ事が出来ることがせどりの最大のメリットでもあります。
失敗するリスクが少ないビジネスモデル
せどりが他のビジネスと比べてリスクが少ない理由があります。
本来であれば販売業なので、売れ残り在庫が大きなリスクとなります。
しかしせどりでは商品がいつ、どんな金額で何個売れたのかを過去の販売データから正確に知る事できるのです。
つまり、売れ行きや利益を計算してから商品を仕入れることが出来るので、失敗する事が少ないのです。
確実に売れるものしか仕入れないので、正しくツールやサイトを使うだけで大丈夫です。
販売データがあるので、商品について勉強する必要もなく、経験や知識がなくても売れる商品を仕入れることが出来るのです。
なぜ価格差が生まれるのか?
ネットで調べれば各商品の相場がわかるのにも関わらず、一般店舗では相場より格安で販売をすることがあります。
どこで販売をするのがいいのか?
フリマアプリでの販売は以下の記事を参考にしてください。
月に数万~の利益であればフリマアプリでも大丈夫なのですが、在庫が増えてくると管理も大変になってきます。
そこで各ネットショップの費用をまとめましたので参考にしてください。
Amazon | 楽天市場 | ヤフー | |
---|---|---|---|
初期費用 | なし | 60,000円 | なし |
月額費用 | 4,900円 | 50,000円 | なし |
販売手数料 | 8%~15% | 2.0〜4.5% | なし |
ポイント原資 | なし | 1.0% | 2.5% |
アフィリエイト経由 | なし | 1.3% | 1.3% |
クレジット決済手数料 | なし | 月額3,000円 2.65% | 3.24% (YJカード3%) |
手数料で見るとヤフーショッピングが一番いいと思います。
またPayPayとのコラボなどでも売上が上がってきています。
2019年の各サイトの年間流通総額です。
でもここではあえて「Amazon」だけをおすすめします。
本業で選ぶのであれば、どこのサイトも一長一短あるので一概には言えないのですが、副業となると「Amazon」だけになります。
副業にはAmazonで売るしかない理由
Amazonを使う理由として「FBA」という仕組みがあります。
「フルフィルメント by Amazon」というサービスで、注文を受けてから出荷するまでの全ての業務をAmazonが出品者の変わり行ってくれるのです。
出品者がすることは仕入れた商品をAmazonの倉庫に送るだけ!
在庫が増えてくると商品の置き場の確保が困難になり、家族から文句を言われる・・・。
目的の商品を探すのに1時間かかる・・・。
私がFBAを利用するまで本当に大変でした。商品の保管場所がいらないのはとても助かります。
仕入れた商品をAmazonの倉庫に送ったら、あとはお客が欲しい商品を勝手に買ってくれて、受注管理、在庫管理、商品仕分け、ピッキング、梱包、発送、代金請求、決済処理などをすべてAmazonがしてくれます。
あなたが寝ていようが、入院して何も出来ない状態になったとしても勝手に売れていきます。
あとは2週間毎に売れた商品のお金が振り込まれるのを待つだけです。
FBAを使う理由として「プライム会員のお急ぎ便が適用される」のも大きな理由です。
どうしても急ぎで欲しい人は、自己発送で安く出品している業者よりもFBA業者から高く買ってくれます。
最安値から1万円以上高くても売れたこともあります。最初は間違えたのかと思ったくらいです。
実店舗に行って探す「店舗せどり」
ネットで仕入れをする「電脳せどり」では24時間、いつでもどこでも仕入れが出来ますが、日本全国に同じことをしているライバルや、組織的に組んで本業としているプロが多くいます。
しかし、実際の実店舗へ足を運んで商品を探す「店舗せどり」ではライバルが少ないのです。
都市部にある家電量販店やディスカウントストア、リサイクルショップであれば多少はライバルがいるかもしれません。
しかし、地方にしかない店とかチェーン店でない店とかにはライバルも少なく、自分専用の仕入先にすることも可能です。
以下の記事で仕入先実店舗の簡単な説明をしています。
・実際に足を運んだ人のみ仕入れが可能で、場所によってはライバルが少ない。
・明らかに値段を間違えた商品を見つけることが出来る。
・普通の検索では出てこない超プレミア品を見つけることが出来る。
・店員から貴重な情報が入手できる。
・いつでもどこでも24時間仕入れが出来る。
・スマホ1つで隙間時間にも探す事が出来る。
・日本全国に同じことをしているライバルが多い。
・有名な商品はもう仕入れられない。
利益率が高い商品が多い
電脳せどりではツールやサイトを駆使する本業が多いので、利益が出る商品だとわかればすぐに売り切れてしまいます。
しかし、店舗せどりでは利益が出る商品が残っている場合が多く、また「在庫品限り」などネットより値下げしている場合もあるのです。
リサイクルショップではその傾向が強く、100円の商品が数万円になるなど電脳せどりでは考えられないような利益率のお宝商品に出会う事もあります。
スマートフォン1つあれば仕入れが出来る
スマホアプリや道具を使って商品を仕入れます。
最初は無料で使えるアプリをインストールして商品のバーコードを検索しましょう。
代表的な仕入れアプリ2つ+道具を紹介します。
Amacode
商品のバーコードをスキャンして、タップで各サイトの商品ページに移動することが出来ます。
その場で粗利も計算してくれる親切設計で、初心者でも使いやすい。
Android版は性能が悪いので、iPhoneを利用する人におすすめです。
プライスター
商品のバーコードを読み取り、相場の検索や出品の予約が行えるなど。
売れた商品は通知でお知らせ機能がある。アプリを開く前に販売状況がわかるなど。
最短で30日間無料で、最長60日間無料で使えます。
Android版とiPhone版どちらも使えます。
大量に検索したい人には「KDC200iM」
USB Bluetooth 搭載 ワイヤレス レーザー バーコードスキャナー KDC200iM & 接続設定ガイド 2点セット 日本語表示対応 iPhone 接続可能
スマホのカメラでバーコードをスキャンするのが嫌な人や、手で検索するのが面倒くさい人には「KDC200iM」がおすすめです。
Bluetoothを使って接続する機械で、一日のスキャンが1000回を超える様な人には「KDC200iM」が楽で早いです。
私も使っているのですが、小さいので手の中にすっぽりと収まり目立ちません。
10年ほど前にこの初期版を見た時は、あまりの検索スピードに全員がショックを受けたものです。
ガラケーでISBN番号13桁を手打ちしてました・・・。それが当時の最速でした。
ネットで仕入れる「電脳せどり」
ネットショップや卸サイト、フリマサイトから仕入れてネットで売る。
基本は在宅だけで完結する「電脳せどり」。ここ10年であらゆる手法やツールが開発されてきました。
メジャーな仕入先としては、「楽天市場」や「ヤフーショッピング」になります。
これらのネットショップにはアウトレットセールやワケありセールなどがあり、また楽天スーパーセールのようなイベントセールも仕入れ対象となります。
楽天市場やヤフーショッピングではポイントサービスを実施しているので、貯めたポイントでも仕入れることが可能で、よりお得に仕入れることが可能です。
以下の記事でポイントサイトを経由して稼ぐ方法を載せています。ポイントの2重、3重取りをしてさらに稼ぐ事が可能です。
ネット卸やリサーチツールの説明もあるので併せてご確認ください。
業者向けのネット卸や、単体でネットショップをやっているところも仕入先となります。
ネット卸は商品も豊富で、自宅に居ながらにして商品をネットで探せ、また大量に仕入れることも出来るので大変便利です。
仕入れには必ずクレジットカードを利用する
仕入れ金額は多ければ多いほど稼げるのは事実なのですが、用意できる金額が少ない場合でも問題ありません。
ですが、仕入れ金額が少ない場合は動かせる金額が限られてしまうので、元金や儲かった利益は全額次の仕入れに回すようにしてください。
そうすれば雪だるま式にお金が増えていくので、半年もすれば月商100万円程度なら達成可能です。
仕入れには必ずクレジットカードを利用しましょう。
楽天カードは月末締めの翌月27日支払いなので、最大で約2ヶ月近くも支払猶予が可能です。
1日~15日の仕入れはこのカードを使用します。
また16日~翌月15日締め、翌々月10日支払いのカードを使用することによって、支払いを少しでも先延ばしにすると資金繰りが楽になります。
16日~月末の仕入れはこのカードを使用します。
年間売上金額が1,000万を超えると
頑張って仕入れをしていると副業でも月商100万円ならすぐにいきます。
売上金額が上がると嬉しいのですが・・・。嬉しいだけではないのです。
基準期間における課税売上高が1,000万円を超えると消費税の課税事業者になってしまうのです。
簡単に説明すると、1月1日~12月31日までの売上金額が1,000万円を超えると消費税を納めないといけないのです。
1年目、2年目は基準期間なので関係ないのですが、3年目の売上金額に対して消費税を納めないといけません。
消費税はバカにならないので、年間売上が1,000万円いかないように調整するか、超えるのなら軽く突き抜けるほど売上金額を大きくするかです。
簡易課税方式で消費税を計算すると、小売業は年間1,000万円の売上で消費税は20万円の納付になります。
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Amazonの売上金額の私なりの考え方です。
1.セールを行うので、客寄せパンダが必要になる。
2.新商品が入荷する予定があり、販売スペースを確保したい。
3.キャッシュフローを円滑にする必要がある。
4.ネット相場は変動するので、全ての商品の価格相場に対応できない。
5.プレミア商品があったとしても、規約などで定価以上で売ることができない。